テレビで【嗅覚が低下すると、時間や空間の認識能力が落ちる】という症状が出る、ということがやっていました。
鼻が詰まって匂いが分からないと、なんとなくぼーっとするので
↑のことも、さもありなん、と思います。
嗅覚が低下すると、食事の味がよく分からなくなり、
食事に対する意欲が落ちます。
そしてあまり食べなくなり、体力が落ち、
外出する機会も減り、筋力や心肺能力が落ち、
なんだか段々ぼんやりしてくる…。
ということだそうです。
食べ物が新鮮かどうか、が匂いで判別できなくなることも
食事の質を下げそうですね。
匂いは感情や記憶との結びつきがとても強いものです。
旅行などから帰ってきたとき、自分の家やベッドの匂いにほっとします。
アロマなどは、その時に必要な香りは、普段よりも『いい匂い~~』と感じます。
アーユルヴェーダでは、健康の定義の中に
五感がクリアで正常であること、を挙げているぐらい
五感を大切にしています。
嗅覚の例を考えても、人生や生活をカラフルに楽しくするものとして
五感が果たす役割はとても大きいです。
鼻については、
塩水を使っての鼻うがい、
オイルを塗って鼻腔を保護すること、
オイルを鼻に入れて、しばらくしたのちに吐き出すナスヤなどがあります。
鼻腔にオイルを塗るぐらいなら、安全な日常のケアの範囲です。
これからの寒く乾燥する季節には、もってこいなケアです。
オイルを入れるナスヤは、きちんと吐き出し切らないとかえって症状が悪化することもあるので
アーユルヴェーダドクターや専門家の指導の下で行ってくださいね。
鼻は空気清浄機でもあります。
都心に出かけた日など、帰宅してから鼻がなんか固いというか、ごわごわした感じがします。
オイルを染み込ませたティッシュを鼻に入れて、鼻をつまんで圧迫しながらティッシュを引っ張り出すと
黒い汚れがごそっと着いてくるときがあります。
(これは別にアーユルヴェーダのケアとかそんなんではなくて、わたしがなんとなくやってみたらさっぱりして気持ちよかった、というものです)
アーユルヴェーダでは鼻毛を切ると死ぬ、みたいなことまで書いてありますが
要はそのぐらい大切ってことですね。