世の中、いろいろな医学があります。

東洋医学、ユナニ医学、現代医学、などなど。

 

どの医学も、健康を目指しているにもかかわらず、健康の定義は曖昧です。

 

けれど、アーユルヴェーダでは明確な健康の定義があります。

Sama dosha  サマドーシャ

Samagnis ca サマアグニスチャ

Sama dhatu サマダハトゥ

Mala kriya マラクリヤ

Prasannatmendriya manah プラサンナアートメンドリヤマナフ

Svastha ityabhidiyate  スワスタハイッティヤビィディヤテ

 

Sama(サマ)とは、順調、正しい、バランスが取れている、本来の状態である、という意味です。

Svastha(スワスタ)とは、健康と言う意味です。

 

訳していくと

 

その人本来の体質・気質通りであること

体の組織が滞りなく、正常に作られていること

排せつが順調であること

精神と感覚器官がきれいであること

これが健康である。

 

という内容です。

 

その人らしさ、体の組織、排せつが、Sama(順調、正しい、本来の状態)であるのが健康。

ということは、人は本来健康である状態が、Sama(順調、正しい、本来の状態)ということです。

 

その人本来の気質・体質通りである、言い換えれば、その人らしくいられている。

これが健康である。

 

自分らしい=健康=それが本来の状態、だなんて、なんとも懐が深くて、温かい定義だなぁと思います。

 

あなたらしくいることが、正しいことなのです。

 

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