ピッタの、体や体質での表れ方についてです。
ピッタは熱、鋭い、液状、微油性、という性質があります。
特徴的なのは、熱の性質です。
体や心に、熱をよく表します。
手足や皮膚が温かく、関節が柔らかいです。
体内に熱が多いので、寒さにはよく耐えますが、暑さには弱いです。
熱が多いため、炎症性の皮膚トラブル(にきび、湿疹など)が起きやすいタイプでもあります。
そばかすやほくろが多いのもピッタの特徴です。
また、体や心について表れるとき、それは規則的、という傾向がよく出ます。
なので、ピッタが多い人は、
中肉中背、ほどよく筋肉がついて引き締まって、均整の取れたスタイルをしています。
体が規則的、つまりバランスが良い、ということです。
スタミナは中程度です。
(こんな感じに、すらっとしてほどよく筋肉が引き締まったスタイル)
消化力はいちばん強く、お腹が空くとイライラします。
辛いものやアルコールを好みますが、さらに熱をあおるので控えたほうが良いです。
肉を好み、消化力が旺盛な(消化酵素をバンバン出す)ため
このタイプは生野菜を適量に摂ることが適しています。
人は、食べ物からの栄養が足りなくなると
自分自身に蓄えている脂肪やたんぱく質を分解して、エネルギーに変えます。
これも代謝の一形態であり、
消化・代謝能力の高いピッタタイプは、自分自身を消化してしまう力も強いということです。
なので、ピッタが強いタイプの人は
食事を抜かしたり、断食や絶食はよくありません。
タンパク質や、穀類などをある程度の量摂る必要があります。
アーユルヴェーダ的に言うと、ある程度の重さがある食事が適しています。