きしろあきこ 色々なマッサージや、整体などを受けてきました。
なんだかんだ、自分が習ったオイルマッサージがいちばん好きです。
なんでかなぁ、と思っていたのですが
受け手の体を、施術者があれこれ変えようとしていないからなんだな、と気がつきました。
左右で筋肉の硬さが違う場所、可動域が違う関節。
そういうところがあっても、それをわざわざ左右対称にするようなことはしません。
リハビリの仕事をしていると、患者さん方の感じる『真っ直ぐ』と
実際の『真っ直ぐ』とが違うことは良くありました。
首の傾き、肩の位置、背骨の捻じれ等々。
鏡などで見せながら指摘したことろで、あんまり改善しない。
左右差が大きいと、負担が過度になる箇所が出来て、
それが痛みの原因になりやすいので、左右差を無くしたい。
でもそれによる不便以上に、固めて、アンバランスにすることで
保っている何かが、患者さんにはあるわけなんです。
『それじゃ良くないよ！それはダメだよ！』と言わんばかりに
あれこれ触られても、そのアンバランスは余計強固になるばかり。
タイラヴィマルダナは、様々な刺激を与えるので
受け手自身が、自分の体の左右差などに自分で気がつきやすいです。
自分で気がつくことが、体を整えて、変えていくためには何より効果的です。
特に体の何かを矯正するような触り方はしないので、
その左右差やアンバランスさがある形のままでも
今よりずっとリラックスして、柔らかくいる感覚は得られるよ。
と言われている感覚になります。
何かを完璧にしないと幸せになれない、健康になれない、快適さを得られない。
そんなことはなかったんだ、と体が分かることで
とても深い安心がふつふつと湧いてきます。
安心できると、体もその過度な緊張を少しずつ緩めてくれます。
そうすると、丁度良いペース、丁度良い量の変化を
マッサージを受けた人自身で起こして、継続していけます。
緊張をゆるめ、安心を思い出すことで
伸び伸びと存分に自分自身でいられる。
そういう、リラックスとパワフルさが同居した心と体は
現実を変え、願望をかなえていける。
だから、サロンに来てくれた人が
その後にいろんな変化を報告してくれるんだと思います。
↑お客様の声、その後の変化