食事について考えるとき、
何を食べるか、
については多くの人が考えますが、
どういう気分・環境で食べるか、を
重視する人は少ないと思います。
ですが、これはとても大切です。
なぜなら、食事は生命を維持するために必要なものであり
その食事において、いちばんたいせつなことは
【満足すること】だからです。
アーユルヴェーダの古典で言う、食事に満足する、とは
食べ終わった後に、幸せな満ち足りた気持ち・感覚になる、ということです。
お腹いっぱい=満足 ではありません。
一緒にいて心地いい人、安心する人と
穏やかな会話を楽しみながら
快適な環境で
『美味しいな』と思えるものを食べる。
そうすると、いつもつい食べ過ぎてしまう人は食べる量が減り、
あまり食欲がわかない、という人はいつもより無理なく美味しく食べられます。
満足しやすくなる、ということです。
現代生理学的に考えると
良い気分で(食事を楽しみにする)
落ち着いて、機嫌よくいられる環境で食べる、
というのは、消化時に働く副交感神経を活性化させるので、とても良い。
ということになります。
食べ過ぎ防止に、実はあなどれない効果を発揮する、
【良い気分、嬉しい気分で、落ち着いて食べる】
ぜひ意識してみてくださいね。