秋は、実は一年の中でピッタが乱れやすい季節です。
ピッタは熱い性質があるので、夏に乱れるのでは?
と思うかもしれません。
ですが、日本の夏は湿気が多く
そのため夏の高い気温や強い日差しでピッタが増えて蓄積するものの
あまりその悪化が目立たない、と考えられています。
秋になると、乾燥してきます。
乾燥は、ヴァータの特徴的な性質のひとつです。
なので、秋になると環境の中にも、人の体の中にもヴァータが増えてきます。
そして、ヴァータは動く性質があり、
夏に蓄積されたピッタが動き出す、表に症状として現れやすくなるのです。
ピッタが悪化すると
ニキビや湿疹、
口臭や体臭、
胸やけ、
シミ、
目の充血、
下痢、
イライラ、
などの症状が表れます。
人によっては鼻血が出やすくなることもあります。
また、秋は食べ物がおいしく感じられる季節です。
食べ過ぎもまた、ピッタを悪化させますので
ほどほどに、美味しいな~と味わいながら、ゆっくり食べてみてください。
ピッタを鎮め、秋を快適に過ごすために
テレビやスマホなど、画面を見る時間を減らす、
目を休める、
夕方に常温の季節の果物を食べる、
優しい味の食事をする、
イライラしている人や場所から離れる、
仕事、運動、食事など、なんでもほどほどにする、
月光浴、
などがおススメです。
特に、寝付けない時は、月光浴があんがいと効果的です。
月の光がピッタを下げてくれます。
相性が良ければムーンストーンを眺めたりするのも、良いかもしれませんね。
日本には、昔から秋にはお月見をする習慣がありました。
単にきれいに見えるから、というだけでなく
なんとなく夏から残った熱を冷ましてくれる、と感じたのかもしれませんね。