前回のブログで、止めたい習慣をやめられない仕組みについて書きました。
(太る原因はお菓子にあるのではなくて、それを食べる自分にある)
今回は、アーユルヴェーダ的な習慣の変え方について紹介します。
アーユルヴェーダでは、一度にがらりと習慣を変えることは勧めていません。
むしろ、よくないと言っています。
では、どうしたら良いのでしょうか。
それは、やめたい習慣と、望ましい習慣を【徐々に入れ替えていく】ことです。
そして、3ヶ月ぐらいかけて、完全に望ましい習慣だけが残るように調節していくのです。
例えば、間食をやめたい、とします。
では、間食に替わる新しい習慣として、
どんなものがあったら自分の生活や人生がよくなりそうか、
どんな習慣だったら楽しく続けられそうか、
これが出来るんだったら間食なしでもいい、と思えるものがあるかどうかを考えます。
単に間食をやめたい、だけでは、まずやめられません。
しちゃダメだ、は、~したい、と同義語です。
もし、間食に替わる習慣が思いつかなかったら、こんな考え方もあります。
☆間食の内容を、徐々に体に良いものに置き換えていく。
☆間食の時間帯を、適切な時間に置き換えていく。
☆間食する環境を、適切で、満足感を得られやすい環境に置き換えていく。
☆間食する量を、徐々に減らしていく。
内容であれば、
スナック菓子やチョコレート中心の内容から、ナッツやドライフルーツに少しずつ置き換える。
もし、用意できるのであれば、季節の果物でもOK。
時間帯であれば、
夕方4時前ごろが、ベストなおやつタイムです。
複数回、間食しているのであれば、徐々に他の時間帯の間食の量を減らしていき、
この時間のみに間食するようにしていきます。
デスクでなんとなくつまんでしまう、という環境であれば
ちゃんとお皿やマット、温かい飲み物を用意して、
目と味覚で味わって食べる。
出来れば、静かな環境の方がよりベストです。
習慣を変えるときは、1/4を変えて、それを3週間続ける。
それで定着できれば、そこからさらに1/4変えて、それを3週間続ける。
これを繰り返していきます。
新しい習慣が続かない時は、変え幅が大きすぎる可能性があります。
なので、変える内容を調整し、それでまた3週間。
これをやっていくと、習慣をまるごと変えるのに、3ヶ月かかることになります。
もうひとつ、よくあるのが【運動不足を解消したい】というもの。
これだけだと、漠然としすぎていて、まず達成されません。
もしくは、変に頑張りすぎて、新しい運動を始めようとして挫折します。
まず、生活の中で、横着して動かないでいる時間、行動を探します。
近所に行くにも車を使う、
駅でエスカレーターを使う、
椅子から降りてモノを取りにいかないで、人に取ってもらう、
掃除しなくちゃなー、と思いつつもついダラダラ過ごして掃除の頻度が減った、などです。
この中で、取り組みやすいと感じたものから手を付けていきます。
それも、少しずつ変えていきます。
近所への買い物は、週に3回のうち1回は歩くようにする。
これが定着したら、歩く回数を増やす。
エスカレーターは左側にずっと立ってるのではなくて
右側を登るようにしてみる。
などなど。
これらが定着して、なおもっと体を動かしたいと思えれば
少しずつプラスアルファの運動を取り入れていけばよいと思います。
特に、今まで運動習慣のなかった人は尚更です。
まとめです。
☆やめたい習慣について、どのくらいの頻度で、どんなふうに、どんな環境でその行動を繰り返しているのかを把握する。
なので、~~していない、ではなくて、~~している、という言い方で把握します。
(運動していない、ではなくて、ダラダラしてる、つい車に乗ってしまう、など)
☆その習慣を変えて、どんなふうになりたいのかを決める。
(間食をやめて、体重を減らして、好きな服をステキに着こなしたい)
☆そのなりたい姿に近づくために、どんな習慣と置き換えるのがいいかを考える。
(スナック菓子を間食するのではなくて、ナッツやドライフルーツ、ハーブティにする)
(ここで、間食の替わりに筋トレ、とか設定すると、まず挫折します。できそうなものからやる!)
☆3週間で、1/4ずつ習慣を変えることを実行する。
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