アーユルヴェーダでは、人はワータ、ピッタ、カパのドーシャと呼ばれるエネルギーの割合で
それぞれの体質がきまる、とされています。


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ドーシャについては、こちらの記事をご参照ください。【ドーシャとは?】

 

体質を知りたい、という人はとても多いです。

それだけ、みんな自分自身を知りたい、理解したい、と思っている。
そしてそのことが、より人生を面白くする、と思っているんだな、と感じます。

実際に、自分を知ることは、とても面白いことです。

自分を知ることは、自分を好きになることにつながります。
自分を好きになると、人生が面白いものになっていきます。

 

ところが、そんな自分を知るための体質診断は
正確にやろうとすると、じつは結構難しいものです。

質問の仕方、答えた時の体調、質問する側の技量、答える側の知識、などなどで
結果がやるたびにちがう、というのはよくあることです。

 

あるチェックリストの結果では、ワータ・ピッタなのに
脈診してもらったら、カパ・ワータと言われた。
また違う人に脈診してもらったら、ワータ・カパと言われた。

なんてことはよくあります。

実際、わたしも最初の頃はカパがいちばん多いのかと思っていましたが
実はワータがいちばん多くて、次にカパが普通ぐらい、ピッタはそれより少し少ないぐらいです。

なぜ、こんなことが起きたのか。

 

それは、【ワータは、他のドーシャのマネをする】からです。

ワータドーシャについては、こちらの記事をご参照ください【ワータドーシャ。体のすべての動きを起こす】

 

 

ワータはいちばん最初に乱れやすいドーシャです。


ワータが乱れると、肌が乾燥する、ソワソワする、不安になる、疲れる、緊張する、痛みが出る。などの症状が出ます。

ワータは風の要素が強くあります。
風に煽られて火が強くなるように、ワータの乱れにつられてピッタがさらに乱れる人もいます。
ピッタが乱れると、イライラする、批判する、攻撃する、胸やけ、下痢、口内炎、ニキビなどの症状になります。

 

アーユルヴェーダでは、同じ性質を持った者同士が組み合わさると、その同じ性質が増す、と言われています。
ワータは冷たい性質があり、同様にカパも冷たい性質があります。
カパが多い人が、ワータを乱すとその冷たさがさらに強調され、カパがさらに増えます。
体が重い、鼻炎、アレルギー、いくら寝ても眠い、執着心が強くなる、などです。

 

ワータが乱れると、こんなふうに他のドーシャも一緒に乱れます。
こういう状態を指して、【ワータは他のドーシャのマネをする】と表現しています。

 

ワータには、不規則性という性質もあります。
なので、まだ体調が整っていない段階、つまりワータが多い段階で体質チェックをしても
結果が不規則になりやすくなります。

 

 

 

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