アーユルヴェーダでは、味には6種類がある、という考え方をします。
味ごとに、各ドーシャに与える影響が異なっています。
甘味 | 酸味 | 塩味 | 辛味 | 苦味 | 渋味 | |
ワータ | ↓ | ↓ | ↓ | ↑ | ↑ | ↑ |
ピッタ | ↓ | ↑ | ↑ | ↑ | ↓ | ↓ |
カパ | ↑ | ↑ | ↑ | ↓ | ↓ | ↓ |
ピッタが増える味である、酸、塩、辛は
いわゆる薬味に多い味です。
揚げ物のレモン、てんぷらの塩、唐辛子、七味、ショウガなど
どれも食欲増進作用があるものです。
ワータを増やす味である、苦み、渋みは
過度な食欲を落ち着ける性質があります。
緑黄色野菜、りんご、ナッツ(特に皮)、パセリ、セロリ、など。
こうやって挙げてみると、どれもそれほどエンドレスに食べ続けられるものではない…というものが多いです。
なので、食事の中に苦・渋を取り入れることで
食べ過ぎを防ぐことが出来ます。
そして、カパが増えやすい食べ物は、『美味しい!』と感じやすいものが多くあります。(酸味はそれほどたくさんはカパを上げません)
甘い味は、自然の中では毒を含むことがあまりありません。
なので、毒に弱い子どもが、甘い味のものを好んで食べるのは
ある意味では理にかなったことでもあります。
主に炭水化物を多く含むものが、甘い食べ物として分類されます。
この味のドーシャへの働きかけを基に、
体質や体調によって食べると良いモノ、避けた方が良いモノが決まります。