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カパについてです。
カパは土と水の要素から出来ているドーシャです。
主な性質は、
重い、油、遅い、冷たい、安定です。
カパの特徴的な性質は 安定 です。
カパは、物事や構造を安定させる、形を保つ働きがあります。
例えば、細胞膜はカパの要素がとても多いものです。
細胞膜の役割はいろいろありますが、その一つに細胞の形を保つ、というものがあります。
そして、細胞膜の主成分はリン脂質という、脂(あぶら)です。
小さいものより、大きいもののほうが安定感を感じます。
なので、カパが多い人は、体格が良い、骨ががっしりして(太い、大きい)います。
感情的なキャパシティも大きいので、滅多に怒りを外に出しません。
外に出さないでもいられる量が大きいだけで、怒ってないわけじゃない、というのが大切です。
なので、カパタイプが怒るときは
それまでにたくさん溜めた怒りが噴出するので、ものすごいです。
反対に、ヴァータタイプは、体力でも、感情でも、いろいろなものを溜めておけません。
なので、くるくる表情が変わります。
(感情を溜めておけないので、都度、それが表に出ている)
アーユルヴェーダでは、油、という性質に、愛や力、滋養、体力という意味も含まれています。
愛情深いさまを、スネーハ(油、オイル)と言い
体をオイルマッサージすることも、スネーハと言います。
そして、オイルマッサージは、体や心をいつくしみ、滋養させることだと言います。
油は、カパの特徴的な性質です。
なので、カパタイプは愛情深く、体力があります。